- 東京(都会)の高い家賃で消耗している
- マイホームなんか買ったら家計が終わる
- 子供や生活環境のことを考えると田舎に移住したい
- 古民家がいいけどランニングコスト含めて本当に安いのか知りたい
こんな方むけに、古民家生まれ、東京で消耗、Uターンでまた古民家ぐらしを始めた30歳の筆者が、メリットデメリットを一気に紹介します!
ぼくの古民家はこんなスペック
これが家賃月1,500円の家(正確には固定資産税が月1,500円)あと畑と庭と、山林が5,000㎡ほど。9部屋、お風呂、トイレ(水洗)、とだらしない猫が付いてます。瀬戸内海の人口6,000人の島。コンビニまで車で5分。海までは3分。ちなみにイオンモールまで15分。あとなんかいる?最高なんだが。 pic.twitter.com/2vlzBnmqVC
— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) March 9, 2020
20万回以上Twitterで見られている人気投稿。不景気やコロナショックで地方移住やUターンを、真剣に考え始めている人が多くなっているのかもしれません。
- 築70年くらいの木造平屋
- 祖父から相続して自分名義(細かくいうと遺贈)
- 愛媛県今治市しまなみ海道にある大島という人口6,000人の離島(橋はつながってる)
- 固定資産税が年間17,000円(月1,500円)
- 畑、山林含めると6,000㎡
- 打ち抜きの井戸水がコンコンと湧き出ている(衛生検査も合格)
- 9部屋+風呂トイレ
- キッチンとトイレはリフォーム済み
- ジャズレコードが1,000枚+スピーカーセット付
ざっくりと概要はこんな感じ。ほんと広さは十分すぎます。
古民家ぐらしのメリットまとめ
- 買っても安い、借りても安い
- 税金が財布に優しすぎる
- リフォームもDIY部分を増やすと安くできる
- 収納性能抜群
- ライフスタイルに合わせてリフォームがしやすい
- 環境にいい暮らしができる
買っても安い、借りても安い
ぼくの住んでいる愛媛県の島では庭付きの古民家がサラリーマンの月給くらいで買えた事例もあります。借りて住むならもう0円でいいよ…みたいなところも。
もちろん中には立派な家で数百万円〜1,000万円近くで売り出されるものもあるので、正直ピンキリって感じです。
ただ都会に家主がいてもう田舎には住まない!みたいな人は、正直0円でもいいからもらってくれ、適当に住んでくれというケースも普通にあります。
普通に草刈り依頼するにも自分が帰って換気するにもお金や時間がかかりますからね。だったら誰かに格安で住んでもらったほうが、家も長く保つし安心というわけです。
それと一度大事なことが、いい繋がりから購入やレンタルをすること。
何かトラブルがあったときも気持ちよく対応などができる人が望ましいです。変な人から買うとあとあと面倒なことになったりもするので。
家賃月1,500円?異常な安さ!古民家の税金
固定資産税の請求がきた。6,000㎡の土地と9部屋古民家で、年間17,000円。あ、年間です。月1,400円ちょい。#田舎に住もう pic.twitter.com/kD4V2dZscQ
— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) April 4, 2020
固定資産税=家賃と考えると、月1,500円ほど。もしあたなが月5万円の家賃を払っていたら、ぼくはその1ヶ月分の家賃で約3年ほど住めます。しかも庭と畑とついでに井戸もある。
一般的には誰も田舎の土地(路線価すらない場所)で築年数が70年近くある古民家をほしいと思わないですからね。
収入が0ならどんなに高い税率をかけても、税金が0になるように、家などの固定資産も基本的には同じ原理です。
ちなみに、ぼくが住んでいる島から車で15分ほどのところにある母親の家(中古物件、140㎡)でも、固定資産税年間4万円程度。これでも十分安いんですけどね…。
田舎で新築建てると、新築物件なので税金は高くなるので注意が必要です。そういう意味でも古民家はオススメだったりもします。
DIYで楽しくリフォーム!改装費も安くなる
古民家なのでどっかにガタはきてるし、数年に1回何かが壊れます…。うちも畳の床がベコンベコンになったりしていたのでDIYで板張りにリフォームしました。
端っこまだ貼ってないけど一応完成!
古民家畳→板間
断熱材アルミシート
根太ピッチ倍にして強度アップ・電動丸ノコ
・インパクトドライバー
がメインであとはネジとか定規、メジャーでできました!DIY初心者でもなんとかなるけど大変
現場で勉強しよう pic.twitter.com/WrKe9oQo5e— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) April 30, 2018
もちろんクオリティは低かったりしますが、自分で貼った床ほど歩きたいものはありません…w
またこうやってブログやYouTubeのコンテンツにして収益化すれば、正当な経費となるので節税にも繋がります。
できないことができるようになる…という貴重な体験にもなるのでできる範囲でDIYしてみるのがいいですね。
納屋つきの家も多い!収納性能抜群の古民家暮らし
田舎といえばアウトドアが醍醐味。キャンプ、カヌー、シーカヤック、釣り、ウェイクボードなどなど。すぐそこに自然があるからちょっとした休日にすぐ出かけられます。
そうなると増えていくのがアウトドアグッズ…。でも古民家や田舎の家であれば、家の中の収納スペースと納屋もあったりでわりとなんでも置けたりします。
都会暮らしで諦めていたコレクションの拡充もスペースの問題から開放されますね!(財布の問題は田舎でも同じ)
デメリットは油断するとどんどん廃材やゴミも溜まっていく点。まとめてクリーンセンターに持っていくのがわりと面倒なんですよね…。
とはいえ、しっかりスペース活用すると、農業もアウトドアもDIYもすごくしやすくなるので古民家のメリットの1つですね。
ライフスタイルに合わせてリフォームがしやすい
古民家は基本、間取りがとてもシンプルな平屋建てなので、自分たちの使いたいように部屋をリフォームすることが可能です。
#古民家DIY pic.twitter.com/lhWDzPqsHV
— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) March 15, 2020
そもそも古民家というだけでかなりの広さ(部屋数)があるので、1人や2人で住めば必ず空き部屋が出てきます。
ぼくの家は9部屋もあって、5部屋くらいはつねに使ってないですね…笑
掃除や換気もちょっと大変になるので、この辺は自分たちのライフプランをしっかりと見定めておく必要も出てきます。
環境にいい暮らしができる
2033年には日本の家は3軒に1軒が空き家になると言われています。新築で家を建てるということは、お財布にもダメージがかかるし、環境コストも増加します。
古くからその土地にある古民家は、地元の木材を使って建てられています。実はこれ環境コストがすごく低い建て方なんですよね。今同じように建てたくても、使える木材が少ないし、大幅なコストアップになります。
古民家ぐらしのデメリットまとめ
【古民家ぐらしのデメリット】
・虫がでる(春から秋)
・冬寒い(夏は涼しい)
・1年のどこかで何か壊れる
・雨漏りしやすい
・広すぎてトイレいくとBluetooth切れる
・草刈り大変(春から秋)
・気づいたらアリがいる
・ホコリ多め
・リフォームに終わりが見えない
・虫がすごい
・ムカデ天から降る— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) March 14, 2020
虫がすごいでる
さすがにこのサイズのムカデはなかなか出ませんが、室内でほぼ毎日何かしらの虫と遭遇することもあります。
【オーガニックな家掃除ひばウォーター】
・ペットや小さいこどもがいるから化学系の洗剤使いたくない
・自然な香りのするものがいい
・そんな人にはひばウォーターがオススメ
・雑巾などに含ませて使う
・ヒノキのようなリラックスする香り
・虫が嫌がる成分で忌避効果あり
👉https://t.co/DncgT1Bdn2 pic.twitter.com/NyvdsmAH5N— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) May 2, 2020
これめっちゃオススメ!
・アロマして使ったらムカデが3匹しかでなかった(2018年夏)
・ゴキブリも減った
・入浴剤に使うとヒノキ風呂気分
・防カビにもなる
・リラックス効果有田舎暮らしや、ちょっと古い民家の人にはマジでオススメです!
青森ひば蒸留水 ひばの源水 https://t.co/Y5RSJ0FJi1 pic.twitter.com/OmHJmh2VZk
— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) September 11, 2018
ひのきに似た香りがするひばウォーターを、アロマディフューザーや雑巾がけのときに少し混ぜて使うと、天然の忌避効果が出ます。
毎日遭遇してたムカデに春から秋まで数匹しか見なくなったという実績有りです(個人差あり)
天然の成分なのでペットや赤ちゃんのいる家庭でも安心して使うことができます。
通気性良すぎて冬寒い
古民家が本気を出してきた
寒いので南国的な音楽で気持ちを高める#古民家あるある pic.twitter.com/BBL1RDQRWP
— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) January 24, 2018
逆に夏場は比較的涼しかったりもするのでこのへんはバランスですね。もちろん床などの断熱をすることである程度凌ぐことも可能です。
端っこまだ貼ってないけど一応完成!
古民家畳→板間
断熱材アルミシート
根太ピッチ倍にして強度アップ・電動丸ノコ
・インパクトドライバー
がメインであとはネジとか定規、メジャーでできました!DIY初心者でもなんとかなるけど大変
現場で勉強しよう pic.twitter.com/WrKe9oQo5e— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) April 30, 2018
雨漏りや故障のリスクが高い
古民家の雨漏り対策のブルーシートに、土嚢で重石強化。
瓦だけだとやっぱシートが吹っ飛んでた…
とりあえず土嚢3個
また飛んだら増やす
雨漏りしない家に住みたい…w
畳⇨板張りもやらないとなーぼちぼち#古民家 #DIY pic.twitter.com/kEl5klujq3
— しゅうへい@借金445.0 (@shupeiman) September 27, 2018
古民家=古い家なのでこればっかりは仕方ないですね。1年でどっか1箇所は修理が必要になってきます。
購入や賃貸契約の前にもしっかりと確認しておきたい事項です。とくに北側(太陽が当たりにくい)からガタつくことが多いので、優先的にチェックしておきましょう。
広すぎることもデメリットになる
シンプルに大きすぎると管理が大変になってきます。部屋の掃除、換気、庭の草刈りなどなど。
広い=ムダな空間にもなりやすいので、身の丈にあった家のサイズがよさそうです。古民家だと離れもあったりするので、解体しようにもかなり費用がかかることもあります(1坪3〜4万円くらいの相場)
リフォーム費が高額になることもある
台所ともう1部屋の床を直して約90万円ほどかかりました。
ビフォーを見るとそれなりの工事ということがわかりますね。床だけなら自分でも可能ですが、水回りは大工さんに任したほうがいいかなと思います。
長く使うものなので、そこは必要なコストと捉えるほうがいいですね。
また古民家リフォームには終わりがありません…。直しても直しても次から次へとリフォームしたいところが見つかる。
結論!古民家は人によってはすごいいい物件になる!
なるべく状況が整ってないと動けない…みたいな人にはオススメできません。主体的に解決できる人には古民家のメリットのほうが大きくなると思います。
とはいえぼくも最初から住む勇気はありませんでした。少しずつDIYなどしていく中で、やってけそうだな感が出てきて今に至ります。
移住もいつかしたいな…と思っている人は、まずはお試し移住サービスから始めてみてもいいですね。